富久長 ほろ酔い日記 -4ページ目

フラワーフェスティバル

070504_1528~0001.jpg
 
ご報告が遅れてしまいましたが、ゴールデンウィークには
広島最大の催しであるフラワーフェスティバルがありました。
パレードなどが行なわれる平和大通りに面して、
「広島の酒ひろば」があり、中日の4日に私も
店頭に並んでお客様のお相手をさせていただきました。
 
広島県のお酒としてのブースですので、特に
富久長単独の販売ではありませんでしたが・・・
 
とにかくすごい人でした!
 
前日で既に富久長の「美穂」は完売してしまっており、
店先に立ってはみたものの、富久長を勧めることが
できないというおかしな(笑)事態に陥っていました。
 
お客様のお酒に対する関心も以前より増しているようで、
楽しい時間を過ごさせていただきました。

蔵の片付け

070330_1640~0001.jpg
  
今年は皆造を迎えてから、火当てや小瓶への詰め替えを
しているときに少し体調を崩して病院へ行ったりしていました。

やはり気が抜けがちなこの時分が一番病気や怪我が多いですね。
気をつけなくてはと思っているのですが、冬場の忙しさ
から開放されるせいか、どうしても気が緩みがちです。

酒造りが終わったので、蔵の模様替えを行ないます。
ここは、仕込中には甑と放冷機が座っていた場所。
蔵の奥に冷蔵庫と倉庫があるため、フォークリフトが
通るための道をつくります。

ずいぶんとガランとした印象になりますね。

八反草のお酒、上槽です!

070219_0956~0001.jpg

ずいぶんと更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
本日、富久長が独自に復活させた広島の地米
「八反草」のお酒を搾りました。
 
しっかり溶かして米の旨みを存分に引き出し、
濃いお酒なのですが、ちっともクドさがなく
軽い飲み口なのがこのお米の美点です。
 
アルコールもかなりついたのですが、トロッと
甘くてキツさを全く感じません。
 
手前味噌ながら、とても素晴らしい出来です。

新春最初の仕事

070104_0952~0001.jpg
 
仕込み計画の関係上、今年は正月休みをいただくことができました。
営業部はまだお休みしておりますが、お酒の製造は本日
(正確には米を洗ったり道具を準備したりしたときからですが)
スタート、最初の酒母を仕込みました。
 
昨年末にも酒母は仕込んでおりますが、その頃はまだ暖かかったので、
寒くなった今時分の仕込みが本格的な酒造り!という気分です。
 
とはいえ、酒母ですので蒸米も70kg。
洗い物もほんの少しですね。
 

これが瓶燗です

061215_1635~0001.jpg
 
富久長では、本生の商品は限定数のみの製造ですので、
残りのお酒は瓶詰め・瓶燗をして貯蔵することになります。
 
普段お目にかかることの少ない、瓶燗の作業の一場面。
予定温度まで加熱したお酒を急冷し、その後
打栓の作業を行なっているところです。
 
画像がぶれているのは極秘作業だからではなく、
単に作業中に撮ったものだからです。

純米吟醸を搾り終え・・

061211_1716~0001.jpg
 
先日、この冬第二弾の純米吟醸を搾りました。
酵母が9号系なのでおだやかな印象。
そしてやはりこの酵母は味わいがいいですね。
口に含んだときの第一印象はサラリとしている
のですが、舌の上に非常に丸い旨みが
トンと乗る感じ。
 
とても美味しいです。
 
写真は、搾っている画像ばかりだとマンネリなので、
搾り終えた後のタンクを写してみました。
下のノミ(出し口のことです)からモロミを
すべて出して搾り機に入れ、
タンクも「おつかれさま」でした。

今年最初のお酒です

061124_1156~0002.jpg
 
本日、八反錦特別純米のお酒を搾りました。
とても香りよく仕上がっています。
 
写真のとおり、アルミ板の間にモロミを挟み込み、
上から圧力で搾る方式です。
5筋ほど雫が等間隔に落ちていますが、
これはたまたまです(笑)。
 
お酒に強い負荷がかからないのでやわらかく
きめ細かいお酒になるのが特徴ですね。
難点といえば、密閉度が低いことでしょうか。

搾る仕度・・・

061113_1306~0001.jpg
 
もろみが順調に発酵を続けている、ということで、
そろそろ搾る準備もしなくてはなりません。
春に仕込みを終えてから今までの間
酒を搾る場所(槽場ふなば)は機械類などを
片付けて置いてありました。
 
そういった機械類・道具類を一度すべて
外に出し、中を掃除し、明日にはもっと本腰を
入れて洗い流す予定でいます。
 
ちなみに、奥に見えるのが昔ながらの槽(ふね)と
同じような仕組みの搾り機、通称ヤエガキです。
ヤエガキというのはメーカーさんの名前ですね。

もろみ発酵中・・・

061103_1128~0001.jpg
 
先週末に特別純米の仕込みが終わり、
ただいまタンクで発酵中です。
この画像は仕込み後に写真を撮って
おいたのをブログに載せ忘れていたもので、
この二本のタンクの間にチラー(冷水機)を
据えて、タンクの周りに冷水をまわすようにします。
 
現在は、タンクの上のほうまで保温マットを
巻いて、冷水機もフル稼働です。
保温マットは通常冷えるのを防ぐのに
使うのですが、今は11月としては非常に
気温が高いので、冷やしたもろみが
温もらない目的で使っています。

放冷機を設置

061029_1333~0001.jpg
 
これまでは酒母と麹の仕込みだけでしたので、
米を蒸すのも小さな甑、放冷も自然に冷ます
程度です(予定温度も高いですので)。
 
来週からは添・仲・留の仕込みがありますので、
今日放冷機を本来の位置に設置して
きれいに洗い上げました。
 
まだまだ気温が高くて「酒を造るぞ!」という
感覚がもう一つなのですが、こうして
機械が所定の位置についてくると、
「いよいよだな」と気が引き締まります。